運動能力の衰えは、老化を実感しやすいといえます。運動する際に使われる筋肉や骨は、加齢によって機能が低下していき、運動に限らず、日常の行動が困難になったり痛みを伴うようになります。
筋肉は加齢とともに筋肉維数が減少し、さらに萎縮してしまうことで老化します。筋肉は使用されなくても衰える原因になり、加齢による老化現象は主に、筋肉量の減少よりも筋繊維の萎縮といえます。筋肉は一度筋繊維を破壊して、再生することで発達させています。
筋肉トレーニングや激しいスポーツを行うと、筋肉痛を起こし、これを繰り返し行う事で筋肉を再生させて発達させているのです。老化で核酸がへり、筋肉細胞の再生が行われなくなると、破壊された筋肉が再生されず、筋肉が委縮してしまいます。
骨の老化は骨密度と骨量の低下で、コレらが低下する事で骨はもろくなり、骨粗鬆症等の病気になることもあります。骨量は10歳から20歳代の成長期に増加し、その後少しずつ低下して行くことになります。骨も筋肉と同様、破壊されてから再生されると太くなり、骨折した部分は骨太くなります。
骨は皮膚のように見えているわけではないので、わかりにくいですが、体内で代謝が行われています。骨には骨芽細胞と破骨細胞があり、破骨細胞が骨を溶かして破壊し、骨芽細胞が新たに作り直しています。しかし、年齢を重ねるごとに、骨芽細胞が減少して骨の代謝が行われなくなってしまいます。